何故、プロダクトの用途・性質を知っておく必要があるのか?
複数のヘアスタイルを作る場合の順番の考え方・組み立て方
自分自身の仕事の中での自由度が増えるとは?
何故、プロダクトの用途・性質を知っておく必要があるのか?
私たちは、撮影をおこなうとき特に仕事の中で1つの女性像を皆で作りあげてゆきます。
1つの女性像をそのまま最初から最後まで通して撮影する場合には、ヘアを作る上で1つのプロダクトで対応すれば良いのですが、、
時として、いくつかの女性像に変える時がありますよね。
(1ポーズずつ女性像を変えて撮影する場合です)
この時に最も大事になってくるのが、そのスタイルを作る上で使うプロダクトの順番です。
例えば、3体の女性像を作って撮影するとしましょう。
(全く別の女性像を3つ作るということです)
つまりヘアを3スタイル、それぞれ変えることになります。
さぁ。みなさんは、どうしますか?
まず、スタイルの順番を考えます。 例えば、最初にどのスタイルにして最後にどのスタイルにしようか?
真ん中には、どんなスタイルをもってこようか?など、、
その時、すでに親しい仲間で撮影するのであれば、1番はこれから始めてとか。3番目のヘアスタイルはジェルやグリースを使ってタイトにするので、最後にしてほしいなど希望を言えると思いますが、仕事の中においては希望を言える時ばかりではありません。
やむをえない時が多々あります。
そんな時に必要になってくるのが、使うプロダクトの用途・性質をしっかり知っているという事が重要です。
複数のヘアスタイルを作る場合の順番の考え方・組み立て方
例えば、スタイルを変える上で1・2・3番の順番があるとしましょう。
最後の3番目にドライな質感のヘアにして欲しいと要望を言われることもあります。
撮影現場にシャンプー台があり。時間もあれば可能かもしれませんが、、、
そこには何もないのです。時間も限られています。では、どうするでしょうか?
そんな事は私にはできません!
とでも言うのでしょうか?
そんな事は言いませんし、言えませんよね。プロですから、、、
どうしたら良いのかというと。
3スタイルをそれぞれ変えなければならない場合は、先ず自分なりにスタイルイメージと順番を組み立ててください。なんとなくでも良いです。
それが、分かったら1・2・3番のヘアスタイルを作る上で優先順位があることをクライアントに伝えてください。
それでも、状況的に伝えた順番が叶わない場合も現実にはあります。
自分自身の仕事の中での自由度が増えるとは?
スタイルの順番を変えられない時に最も必要になってくるのが、最初に話したプロダクトの用途と性質です。使った時にどうなるのかを知っていることで順番は変えられないがイメージしているスタイルを作ることができます。
例えば
タイトなヘアスタイルにする場合、必ずしもジェルやグリースを使わなくてはいけないという事ではないのです。
髪を洗わないといけない様なプロダクトを使ってしまったら、それを落とさなければなりません。1or2番目にジェルやグリースを使うスタイルをしてしまったら3番目にドライな質感には持っていけませんよね。
では、どうしたら良いでしょうか?
ジェルやグリースを使わなくても、タイトなヘアスタイルを作れるプロダクトを選択することです。
なので、同じ質感に落とし込むヘアスタイル。又は、ヘアテクスチャーの場合でもいくつか異なったプロダクトが必要となってくるのです。
そして、プロダクトの用途・性質を知ることによってヘアスタイルを作る上で自分自身の仕事の中の自由度が増えるわけです。
究極な例えをするならば、1番目にウェットヘアを作り次にドライヘアを作るという事ができないと仕事にはならないのです。そのために、いくつかのプロダクトの用途・性質をしっかり知っておくことで柔軟に対応ができ、より良いヘアスタイルができるのです。
そして、それは自分自身により自由度を与えることになるのです。
TETSU塾では、そんなプロダクトの性質と用途についても情報発信しています。
TETSU
ウェットヘアからドライヘアにするときのプロダクトを定期視聴でご紹介しております。
是非、ご参考にしてください。
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